2014年5月11日日曜日

命名規則についてのお話

先月で、新卒で入社して1年が経ちました。

自分の入った会社はルールにあまり厳しくなく、自分が考えた物事に対して、結構自由に動くことが出来ているので、楽しく仕事ができています。


ただ、自由過ぎるが故に、部署内(あるいは社内)に命名規則がないということに困っています。
困る、というよりも泣きそうです(ノД`)



皆さんの会社では、以下のようなものに関して、命名規則がありますか?
1.社員用メールアドレス
2.取引先の会社名
3.サーバの名前(AWSなどのクラウドのインスタンスの名前)


これらに関して命名規則がないと、実は管理上すごい困ります。
もしも命名規則が存在していない場合は、被害が小さい今のうちに命名規則を作るべきです。


そして、実は自分が働いている会社・部署は、上記のものの命名規則が存在していません。(もしくは後追いで作られた)


なにせ、新卒で入った初めての会社なので、他の会社はどんな感じなのか知りませんが、これらに苦労することがあったので、それぞれについて詳細を書いていきます。
(これらに関して命名規則がない方がおかしい!とかあったら教えて下さい)






1.社員用メールアドレス
これに関しては、自分の勤め先の現在では命名規則が存在しているようです。
ただし、昔からいる人に関しては、未だに命名規則に従っていないため、とある点で困ることがあります。
それは、社内ツールのアカウント情報です。

社内ツールは、外部からの閲覧を止める役割以上に、誰が更新したのか区別できるように、アカウント情報を用いていることがあります。


その際に、氏名をアカウント情報としてしまうと、
・明確なアカウント情報を把握しづらい(「齊藤」と「斉藤」など)
・同姓同名によりアカウント情報が同一になってしまう
といったような問題点が存在します。
現に、自分の部署では、部署内に漢字まで全く同姓同名の人がいます。


これを無くすために自分の部署では、メールアドレスをアカウント情報として利用しているのですが、このメールアドレスも命名規則が作られていないと、明確なアカウント情報を把握しづらいという問題が解決できません。

把握するためのコストが無駄にかかってしまいます。



2.取引先の会社名
「会社名なんて、命名規則を設けなくても良いじゃん」
と思う人がいるかもしれません。
ただし、取引先の会社名の命名規則が作られていないと、取引先の会社に関する情報を管理するのが大変になります。
例えば、「株式会社Natural」という会社に関するドキュメントファイルを作成した場合、そのファイル名はどうしますか?

パッと考えただけでも、これだけ分かれそうです。
・株式会社Natural
・(株)Natural
・NATURAL
・natural
・ナチュラル

これで何が困るかというと、他の人が「株式会社Natural」に関するファイルを集めようとした場合に、grepをかけることが難しくなります。


なので、少し面倒かと思うかもしれないですが、会社名にも命名規則を作ったほうが良いです。
作成時の面倒よりも、検索時の面倒の方が数十倍大きいです。

そして、この命名規則も、やはり日本語名は避けるべきです。



3.サーバの名前(AWSなどのクラウドのインスタンスの名前)
サーバの名前も命名規則を付けないと大変なことになります。
どれが最新なのか、誰が利用中なのか分かりづらくなります。

ファイルに関しては、Gitなどのバージョン管理システムのおかげで、最新のものが分かりやすくなりました。

しかし、バージョン管理システムに無いようなものに関しては、命名規則が絶対に必要です。


例えば、「◯◯プロジェクト開発用」とかつけたインスタンスは、絶対に後々困ります。

・誰かが同じプロジェクトの開発を行うことになったらどうするの?
・一旦、その環境を保存しておいて、別の環境で開発する場合はどうするの?
・そういう保存環境が沢山出てきたらどうするの?
・その環境を利用しているかどうか、誰が利用しているかの判別はどうするの?

これらの問題点について、「◯◯プロジェクト開発用」という名前は解決できません。





さて、色々書いてきましたが、これらについて命名規則は付いているでしょうか?
きちんと命名規則がないと、作る側は自由に作ることが出来てしまいます。
だって、いちいち名前とか考えるのは面倒臭いもん。


ただ、管理する側になってみると、命名規則がないものに関しては、非常に不便です。
もしも自由に作っているとしたら、もう少し管理する側のことも考えてあげて下さい(ノД`)


0 件のコメント:

コメントを投稿